生活の知恵と工夫

円形脱毛症は、患者への心理的な負担が大きな疾患の一つです。
「脱毛により、自分自身が変わってしまのではないか」という不安感や、社会生活を普通に送ることができないかもしれない焦燥感を抱える方も多くいらっしゃいます。

ここでは、患者の皆様が治療中であっても、普段と変わらない生活を送るためのヒントをご紹介していきます。

生活の質を高める、治療生活~QOLとは?

医療の発展により、より多くの人々を病気やけがから救うことができるようになりました。しかしそれは、長期間の闘病生活が必要となることも、しばしばあります。こうした、長期の闘病生活は、時に苦痛や社会生活を送る上での足かせになることがあります。そこで生まれたのが、「いかに人間らしく、満足して生活できるか」を重視するQOLQuality Of Life)という考え方です。

円形脱毛症の治療も、重度の症状となると治療が長期に渡る場合があります。大事なことは、治療に生活の全てを捧げるのではなく、自分らしく過ごしながら治療を続けることです。精神的な負担が軽くなれば、ストレスの軽減にもつながります。ぜひ、趣味や習い事、レジャーやファッションを楽しもうというを気持ちを忘れずに、肩の力を抜いて前向きな生活を送り、QOLを高める工夫をしてみましょう。

普段と変わらない生活を送る手助け

円形脱毛症は、症状により脱毛範囲が異なりますが、それぞれの症状にあわせて、普段と変わらない生活を送るためのアイテムやコツがあります。

例えば、ウィッグ(かつら)や帽子などは、脱毛の対策として重宝します。
ウィッグ(かつら)をつけることで、人の目を気にせずに生活ができるのはもちろん、帽子などを取らなければならないプールや浴場などでも、普段通りの生活を送ることができます。
また、頭を包み込むような帽子をかぶれば、脱毛が進行している時期に、家の中に髪の毛が落ちて散乱することを気にせずにすみます。
その他、気軽に使えるバンダナやスカーフなどの小物も、単発型などの軽度の脱毛をおしゃれに隠すのに便利です。

全身の体毛が脱毛する汎発型の場合には、まつ毛・眉毛を描いたり、自分にあったものを付けたりすると良いでしょう。また、鼻毛が脱毛することにより鼻の粘膜が乾いたり傷んだりしやすくなりますので、外出時はマスクの使用がおすすめです。

監修:横浜労災病院 皮膚科部長 医学博士 齊藤典充先生
野村皮膚科医院 院長 医学博士 野村有子先生

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