病気や治療のことを正しく理解できると、不安が和らぎ冷静に対処できるようになると思っています。

私自身もそうでした。10年以上前に私が発症した時は、今よりずっとずっと情報が限られていました。ネットを開けば、ネガティブだったり信憑性に欠ける（けど、もっともらしく書いてある）情報ばかりが目につき、ますます不安や悩みを深めてしまいました。あげく医療不信にも陥り、せっかく始めた治療を放棄してしまいました。

けれど、あるお医者様より病気のしくみや治療法などを詳しく教えてもらったことを機に、私は冷静さを取り戻しました。漠然と不安だった病気の正体を正しく理解できたら、自分のやるべきことが見えてきて、はじめて落ち着いて対処できるようになったのです。「正しく知って、正しく恐れる」とは、新型コロナウィルスが流行り始めた時によく聞かれたフレーズですが、まさにそのような感じですね。

ちなみに、夫は脱毛症外来のある病院で診てもらいました。毛根を検査した後、晴れて円形脱毛症と診断され（違う原因で脱毛することもあるので）、ステロイド注射の治療を受けました。気になる経過については、またの機会にお話しますね。