・・・と、こんな哀しい一幕もあった夫ですが、本当に治るのか心配したり他人の視線が気になったり、発症直後はいろいろと気がかりに感じているようでした。

「男性なのに！？」「もうおじさんの年齢なのに！？」と、ちらりと私の頭をよぎることもありましたが、髪を大事に思う気持ちに性別や年齢は関係ないのかもしれません。気にしない人は気にしないけど、気になる人は気になってしまう。そして、気になってしまう方が一般的です。

円形脱毛症になった話をすると、「気にしない方がいい」とか「髪の毛くらいで」などという言葉をかけられることが時々あります。多くは励ましの意味だったりもしますが、気にするなと言われて気にしなくなるなら初めから気になっていないわけで（苦笑）。下手に気にしないようにしようと思うと、今度は気にしている自分を気にしてしまうという事態にもなりかねませんよね。（あ、これは昔の私のことです笑）

とりあえず、痛くもかゆくもないけれど、メンタル的にはけっこう負担の大きい円形脱毛症です。出来て落ち込んでしまった時には、ぜひ「頑張ってるな、私（僕）」と自分をいたわってあげてほしいです。