まあ〜るい生活

これでもう安心!パスポート写真
2019.03.07

 

円形脱毛症の患者さんの中には、帽子やスカーフなどで日常生活を過ごす人もいます。
そういう人もパスポート写真では脱帽で撮影しなければいけないのか!?
この件について、外務省旅券課に小豆が(前のめりで)聞いてみました~っ。

(小豆)
あのう~。外務省の規定を読みましたが、外務大臣や知事に申し出て認めてもらえない限り、病気でも帽子を脱いで撮影しないといけないのでしょうか?

すると外務省旅券課の職員からの返答は・・・。

(職員)
いえ。外務省では、必要性があれば帽子での撮影を認めています。
病気の方に無理に脱がせるということはありません。
外務大臣うんぬんの文言は、彼らに決定権があるという意味にすぎません。

(小豆)
え!?じゃあ、大丈夫なのですか!?(意外にいけた!?)

(職員)
はい。ただし特例のため、ファッションではないという明確な必要性を確認させていただきたいです。たまに「帽子が自分のアイデンティティ!」などと主張される方もおられるので。。。

(小豆)
あぁ、いそうですね。そういう人(笑)
帽子の必要性は、誰にどのように確認してもらえば良いですか?

(職員)
ご本人が実際にパスポートを申請するセンターの職員に、病気の旨を直接お伝えください。
その際に病気の診断書があると話がスムーズです。

(小豆)
例えば私は、今現在治療をしていないのですが・・・。

(職員)
その場合も、まずは病気であることを現場職員に伝えご相談ください。
外務省と各センターの方針は共通です。もし現場の職員が分からない場合は、外務省旅券課にて電話対応が可能です。

(小豆)
分かりました。ありがとうございました。

ということで
医療上の必要性をきちんと伝えられれば帽子での撮影もOK!!という結論でした。

ただし、これは国内での規定であり、外国ではその国の規定に合う対応を求められることになります。
外国では入国審査などの際に脱帽を求められる可能性が高いです。残念ながら・・・。うぅぅ。
だけど病気を証明できるなら、通過できる国もあるのでしょうか。
この辺は今後情報を集められたらと思います。
みなさんのご報告もお待ちしておりまーす!

ちなみに、日常的にウィッグで過ごしている方は、ウィッグでのパスポート写真撮影は特に問題ないそうです。
普段使いのウィッグがNGになる外国の例は聞いたことがありませんので、どうぞご安心を~。

【参考】外務省旅券課のさだめる写真の規定文
「~無帽であるもの(申請者(請求者)の申出により外務大臣、各都道県知事又は領事官が宗教上又は医療上の理由により顔の輪郭がわかる範囲で頭部を布などで覆うことを認める場合を除く。)」
(外務省サイトよりhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/ic_photo.html)

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