円脱のお悩みどう越えました?

お悩み解決へのターニングポイント【当事者の親編】
2020.01.16

Mさんは髪がない娘さんの姿を否定的にとらえず、「個性」として受け入れて来ました。
また、子どもの意思を尊重してサポートしながらも、子ども本人に生き抜くための力をつけるべくアドバイスもしてきました。Mさん親子は、脱毛症によるお悩みにこのように対応してきました。
発症年齢や子どもの性格により、適する対応の仕方はさまざまであり、Mさん親子のケースは一例にすぎません。ですが、円形脱毛症の子どもの多くが、日常生活や学校生活を円滑に送るためのサポートや、心理面でのサポートを必要としている現状があります。
見た目が他人と異なることで、子どもは往々にして心理的負担を感じながら生活することとなります。
また、アイデンティティが確立する前の子どもにとっては、髪がないということは自己否定につながりやすいです。まずは家族が否定せず、ありのままの姿を認めてあげたいものです。
さらに、子どもの治療は大人より長期化する傾向があると言われていますが、長引く場合は治療自体がストレスになることもあるようです。治療効果が順調であれば良いのですが、治療の計画なども本人の希望も聞きながら家族で話し合い、協力して取り組めると良いですね。

このページのトップへ