まあ〜るい生活

似たような頭同士でオンライン飲み会をやった結果
2020.06.19

 

似たような頭同士でオンライン飲み会やりました。各自好きなヘアスタイル(?)で。私も普段家にいる時の姿(す頭にキャップ)で参加し、リラックスして飲んだくれることができました(笑) その昔、私がまだウィッグであることを誰にもカミングアウトできなかった頃は、気づかないうちにウィッグがズレてしまうのが怖くて、思いっきり酔うことができなかったので、それを思えば夢のような展開です。オンライン飲み、ステキですね。

でも、この心地よさ。周りの目がないからということ以上に、「素のビジュアルでもOKじゃん」と思い合える仲間とだったからという点が大きいように思います。髪が無いけど別にいい。そういう思いを抱き合える仲間だったから。
私も髪がないし、あなたも髪がない。だけど、それをお互い気にしない。もっと言えばお互いの見た目ではなく「人間性」を認め合っている。髪があるか無いかではなく、人として繋がり合っている。そして、そんな空間にいると私は非常にリラックスしちゃうんですよね。

円形脱毛症は、一般的にはちょっと恥ずかしく感じてしまう病気です。まして、患部が広がったり全頭脱毛してしまったりしようものなら、自分の容姿に自信を失い、ひいてはそんな自分自身への自信喪失にもつながり兼ねません。
けれど、「そのビジュアルもOKだよね」という思いで繋がれる仲間がいると、心の負担が軽くなります。というか、私がそうでした。髪の有無はアイデンティティーの「一部」に過ぎないと再認識させてくれるしね。

病気を肯定するということまでしなくても、同病の人と気持ちを分かち合うだけでも、心の負担が軽くなるという点では同じです。
気持ちを共有できると、元気が出たり安心できたりするものです。
今は、SNSを通じて同病の人とも繋がりやすくなりました。
もし一人で悩みを深めてしまっている人がいたら、繋がってみると解決することも多いかもしれないし、得るものも大きいかもしれませんよ。

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