円形脱毛症のQOLを考える かわら版タイトル

QOL便り 〜睡眠について〜

 

ゴールデンタイムについて


一般的に肌のゴールデンタイムは22時~2時であり、この時間帯に入眠していると成長ホルモンの分泌が促進され肌の調子が整うと言われています。頭髪の成長についても、成長ホルモンが深く関与しているため、肌のゴールデンタイムには寝ているようにしたいものです。
しかし、毎日慌ただしく過ごしているとなかなか22時に就寝することは難しいと考えます。
そこで考えられる対応法としては「睡眠の質」です。

睡眠の質について

睡眠はノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)を繰り返しています。成長ホルモンは眠り始めの90分に最も分泌されていると言われており、さらにノンレム睡眠の質と成長ホルモンの量は比例しているようです。
前述したとおり、頭髪の成長には成長ホルモンが深く関与しているため、この点に着目してみるのはいかがでしょうか。
ノンレム睡眠を深くすることで成長ホルモンの分泌が促されると考えると、寝つきを良くすることがまず必要になります。



寝つきを良くするための一つの方法としては入浴時間の調整です。
入浴すると身体が温まり、深部体温が上昇します。その深部体温が低下する時に眠りをスムーズにさせてくれます。この一連の流れはおおよそ90分ですので、就寝90分前に40℃程度のお湯に15分浸かると良いと考えられます。


また入浴の時間調整以外にも、好みの香りのアロマを使用してリラックスしたり、就寝前にスマートフォンを使用しないようにするなど、少しの工夫で睡眠の質を向上させることが可能です。

コロナ禍のストレスで自律神経のバランスが崩れ、睡眠に問題が生じてしまっている人も増えているようです。しっかりと栄養を摂り、適度な運動をする、決まった時間に眠るようにするなど、基本的な生活のリズムも見直してみるのも、良質な睡眠の一助になると思います。
人間の体は起床後15~16時間後に睡眠ホルモン(メラトニン)が分泌されると言われています。起床してから計算して睡眠ホルモン(メラトニン)が分泌される時間には眠れるようにするといいです。出来ることから日常生活に取り入れ、改善してみましょう。

耳寄り情報 〜頭部の「ツボ」の話〜

 

Vol.9のQOL便りでも軽く紹介しましたが、今回のスヴェンソン便りでは、頭皮の血行を促進するとされる「ツボ」の話を取り上げます。ツボ押しはお金もかからず、場所と正しい押し方を覚えれば誰でも手軽にできますので、これを機に試してみてはいかがでしょうか。

マッサージ方法

「爪を立てない」「指の腹を使う」「ゆっくり押す」がポイントです。数秒ずつ力をかけて、抜くを繰り返しましょう。タイミングとしてはお風呂上りやシャンプー中がおすすめです。

おすすめのツボ5選


1.百会(ひゃくえ)
左右の耳をつないだ線を引き、その最も高い位置にあります。「百会」はもともと、「さまざまな経絡が交わる点」という意味合いを持つ名前で、その名の通り、さまざまな健康効果があるとされています。その中でも「自律神経のバランスを整える」働きがあります。


2.和りょう
もみあげの周辺、目の端から耳にかけて横並びにあります。頭皮の血行促進だけでなく、疲れ目やかすみ目などの眼精疲労に効果があるとされています。


3.天柱(てんちゅう)
うなじの生え際の外側、少しへこんで感じる部分にあります。自律神経のバランスを整える働きがあり、血行をよくするため、うなじのこりや肩こり、頭痛などの緩和効果も期待できます。


4.風池(ふうち)
前に上げました「天柱」から指1本分外側にあるツボです。首筋から肩にかけての血行がよくなるため、肩こりや頭痛、背中の痛み、眼精疲労などの改善に効果があります。


5.角孫(かくそん)
耳のいちばん高いところの裏側にあたるところにあります。頭皮の血行促進、さまざまな眼の疾患に高い効果があるとされています。

「百会」と「角孫」のツボを押すと、驚くほど眠気が抜け、集中力が高まります。皆さまもぜひお試しください。

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