円形脱毛症のQOLを考える かわら版タイトル

QOL便り 〜ウィッグ卒業のタイミング〜

 


ウィッグは脱毛斑の範囲によって、部分ウィッグと全頭ウィッグを使い分けます。


部分ウィッグの場合

地毛に馴染ませて使用する部分ウィッグの場合、新たに回復してきた髪がある程度の長さにまで伸びたタイミングでウィッグを外すことをお勧めいたします。回復してきた髪が短い状態で外してしまうと、一部の髪の長さをそろえるために、髪全体を短くしなくてはなりません。今までと変わらない見た目を求めるのであれば、地毛が部分ウィッグに近い長さにまで伸びた時点でウィッグを外されると安心です。

全頭ウィッグの場合

全頭ウィッグの場合は頭部を全て覆っているため、ご自身の希望の長さまで髪の毛が回復してきたタイミングでウィッグを外すことをお勧めいたします。長めのウィッグに対して地毛がまだ短い場合、見た目の変化の幅を小さくするという点では、一度ウィッグをカットして短くした後に外す方法も効果的ではあります。しかしウィッグは一度短くしてしまうと長くはなりません。カットする際は、今後のこともしっかりと考えた上で実施することをお勧めいたします。

なお、お勧めとしては、なるべく今お使いいただいているウィッグと同じ長さまで地毛が回復したタイミングでウィッグを外すことです。見た目の変化を最小限に抑えることも出来ますし、万一再発してしまった場合でも、そのままウィッグを再利用する事も可能になります。

ウィッグ卒業に不安と向き合うために

難治性の脱毛症ほど再発が心配です。ウィッグを卒業しても「また髪の毛が抜けてしまったらどうしよう」と考えてしまうこともあると思います。 そんな不安な気持ちを持ちながら生活することは精神的にとても辛いことです。
ウィッグを大切に保管しておくことで「もしまた髪の毛が抜けても大丈夫」と考えることができ、不安も軽くなるのではないでしょうか。


円形脱毛症における脱毛部分の上手な隠し方についてご紹介。円形脱毛症.comでは円形脱毛症でお悩みの方をハートフルサポートする情報サイトです。

このページのトップへ