円形脱毛症のQOLを考える かわら版タイトル

QOL便り

 

シャンプーの大切さ


SVストア「プフレスカルプシャンプー」
¥2,200(税込)

健康な頭髪を育てていくためには、頭皮が健康でなくてはなりません。そのため、頭皮ケアが重要となります。毛穴に詰まった皮脂や汚れを毎日しっかりと取り除くことが髪の成長には欠かせません。脱毛時にシャンプーやマッサージをすると、いつも以上に抜け毛が気になることがあり、シャンプーの回数を少なくしてしまう方がいますが、頭皮が不潔になってしまい、かえって逆効果になってしまいます。そのため、基本は毎日シャンプーをするのがよいでしょう。
シャンプー時に意外と忘れがちなポイントとしては「洗髪前のブラッシング」「髪の予洗い」が挙げられます。洗髪前にブラッシングをすることで頭皮の毛穴に詰まった汚れや髪に付いた抜け毛を取り除くことができ、ぬるま湯で予洗いを行うことで髪の汚れの7割は落とすことができると言われています。その後のシャンプー時は、頭皮を洗うことを意識しながら指先で頭皮をもみほぐすようにマッサージしてあげてください。予洗いをしておくことでシャンプーの泡立ちも良くなります。もちろんしっかりとシャンプーを洗い流すことを忘れずに。すすぎ残しは頭皮の炎症や嫌なニオイに繋がります。

脱毛中の頭皮について


脱毛中の頭皮は、凝り固まって、ゆとりがなく張っている場合が多いです。凝り固まった頭皮は、適度なマッサージを続けることで柔らかくなります。マッサージをすると血行改善され、髪の毛にも栄養が行き渡りやすくなります。また、頭皮が硬くなる原因は頭皮の血行不良です。血行不良を引き起こす原因には、運動不足・睡眠不足・食生活の乱れ・ストレスなどが挙げられます。徐々にできることからで大丈夫なので、生活習慣を見直してあげることで、頭皮環境の改善に繋がります。なお、脱毛時は頭皮環境がデリケートです。ご自身でうまくケアをするのが難しい方もいらっしゃいます。また、脱毛斑が気になり、今まで通っていた美容室に通えずにお困りの方も多いと耳にします。脱毛斑をうまくカバー出来るような地毛の調整や、デリケートな頭皮に対してのケアなど、トータルで行ってくれるような美容室(サロン)を見つけておくといざという時に便利です。
脱毛が増えてくると、どうしても頭皮ケアすることが怖くなってしまうことがあります。しかしそういう時ほど、正しい頭皮ケア、シャンプーが大切になってきます。少しでもご自身で脱毛を予防するためのケアが出来れば良いと思います。

耳寄り情報

 

仕事とウィッグの関係


今回は脱毛症の方の仕事とウィッグの関係についてです。
ウィッグを検討され、ご相談に来られる方のほとんどは、未成年の方を除いて、特に男性は「職」に就いている方です。仕事にもデスクワークとフィールドワーク、事務職と営業職等いろいろありますが、ウィッグのご相談が特に多い職種は「営業」「接客業」です。共通点としては「多くの人と接する」職種であることです。初対面の方とのやり取りが多い職種ですし、第一印象が特にポイントになるため気になる方も多いのでしょう。
そんな中で、実際に脱毛症を発症したことを理由に職を変える方がいらっしゃいます。「人と接するのが好き」ということが理由でその職に就いたのに、変えてしまう現実があります。脱毛症は自分の意思でなったことではないので、こんなに不幸なことはありません。「ウィッグ」はそのような不幸を無くすための有効な手段です。「ウィッグ」は「義髪」とも言われます。言葉遊びと非難されるかもしれませんが、私たちは「偽髪」だとは思っていません。生活や生命にかかわる比重は違いますが、義歯、義足などと同様の役割だと考えています。人によっては職を変えざるを得ないくらい人生に与える影響が大きいことに変わりはないからです。

よくウィッグは「マイナスをゼロにするもの」と言われますが、正直20年ほど前まではそうでした。理由は、見て「それ」とわかる製品が氾濫していたからです。しかし、近年のウィッグの急速な技術力・製品力の向上により「マイナスをプラスにするもの」になってきています。
さらに、
●2015年、医療用ウィッグJIS規格化制定
●2017年、円形脱毛症ガイドラインで「かつらの使用は有用か」について推奨度C1(行っても良いが十分な根拠はない)→B(行うよう勧める)に変更
などで、ウィッグの評価が「見える化」されてきている点も一層の利用価値を高めているといえます。
「職を変える」のではなく、好きな職でさらに自身の成長のプラスにする。
脱毛症でお悩みの方で、ひとりでも多くの方にウィッグは「マイナスをプラスにする」利用価値があるということを知っていただきたいと思います。

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