監修ドクターからのメッセージ
円形脱毛症は軽い場合には自然に治ることもあります。しかし、発毛しても再び抜けてしまったり、症状が重い場合にはなかなか発毛せず治療に苦労することも多い病気です。髪の毛がたくさん抜けると見た目の印象も変わり、大きなストレスを感じることが多いと思います。治療に反応して発毛しストレスから解放され大きな喜びを得たものの、しばらくして再発しまたより一層大きな悩みとストレスを抱え込む。そんな経過を繰り返してきた方も多いと思います。周囲の方に円形脱毛症のことを話すのは相当な勇気がいることです。悩みを御自身や御家族で抱え込んでしまっている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私は患者さんと接する時には、ささいなことでも気楽にお話して頂けるような雰囲気を作ろうと心がけております。治療は長期間におよぶことが多いのですが、安心して通院し納得して治療を受けて頂けるように治療以外の日常のお話も交えながら、患者さんお一人お一人に合った診療をしていきたいと思っております。みなさんが円形脱毛症のことを少しでも知って頂き、治療に前向きな気持ちになって頂ければ幸いです。円形脱毛症の事、一緒に考えましょう。
経歴
1993年 | 北里大学病院皮膚科入局:研修医 |
1995年 | 北里大学病院皮膚科病棟医 |
1995年 | 横浜労災病院皮膚科専修医 |
1998年 | 北里大学医学部皮膚科研究員(助手) |
1998年 | アメリカ留学(カリフォルニア大学サンディエゴ校) |
2000年 | 国立横浜病院(現:国立病院機構横浜医療センター)皮膚科 |
2002年 | 北里大学医学部皮膚科研究員(助手) |
2004年 | 北里大学医学部皮膚科診療講師 |
2006年 | 北里大学医学部皮膚科講師 |
2011年 | 国立病院機構横浜医療センター皮膚科部長 |
2012年 | 北里大学医学部皮膚科講師 |
2014年 | 横浜労災病院皮膚科部長 |
2020年 | 米元皮膚科医院副院長 |
2020年 | なごみ皮ふ科院長 |
現在に至る |
専門
脱毛症、血管炎
学会
日本皮膚科学会、日本小児皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本皮膚外科学会、日本臨床皮膚科医会、日本アレルギー学会、神奈川県皮膚科医会:常任幹事、毛髪科学研究会:幹事
円形脱毛症は、治療をスタートして髪の毛が生え始めるまで、早くても数カ月はかかります。焦らずに根気よく治療することが大切です。そのためにも医師との信頼関係はとても大切です。初めて皮膚科を受診する際には、今までの検査データや飲んでいる薬などがありましたら、すべてお持ちください。また、お悩みになっていることを、遠慮なく何でも医師にお話し下さい。情報が多ければ多いほど、患者様の病気の状態を把握しやすくなります。信頼のできる皮膚科専門医であれば、きちんと患者様のお話を聞いて、丁寧に説明をしてくれるはずです。そして、患者様にふさわしい治療方法をきっと見つけてくれるはずです。髪の毛のなくなっている部分に毛穴が見え始めて、うぶ毛が生え始めて、少しずつ伸びてくる・・・この感動を、患者様と医師とで手を取り合って分かち合いたいと思います。
経歴
1986年 | 慶應義塾大学医学部 卒業 |
1986年 | 慶応義塾大学医学部皮膚科教室 入局 |
1988年 | 神奈川県警友会警友病院皮膚科 研修 |
1990年 | 慶応義塾大学医学部皮膚科 助手 浦和市立病院、国立小児病院での短期出張 |
1992年 | 神奈川県警友会けいゆう病院皮膚科 |
1998年 | 横浜市に野村皮膚科医院を開業 |
2003年 | チャリオタワーに医院を移転 |
学会
日本皮膚科学会、日本小児皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、日本香粧品学会、
日本在宅医学会、日本抗加齢医学会、日本風工学会、神奈川県皮膚科医会:常任幹事
野村皮膚科医院のご紹介
医院は、わかりやすく丁寧な診療を心がけており、美肌ドック・スキンケア教室・フットケア外来・在宅医療・病診連携にも積極的に取り組んでいます。多数の講演や雑誌取材等で、患者様に役立つ情報提供にも力を入れています。